ネット銀行のすすめ

ネットと金融は相性が良いと管理人は思っています。

セキュリティには充分に気をつけないといけませんけど、店舗がない(又は少ない)事や通帳がない事によりリアル店舗よりも経費が掛からない分、ネット銀行は預金者に有利な条件で利用できます。

またアンケートサイトやポイントサイトなどを利用してネットでお小遣い稼ぎをするにも、ネットオークションを利用する際にも、ネット銀行の口座を開設しておいた方が何かと便利です。

最近ではメガバンクも地銀もネット取引に力を入れてきていますが、信用力はともかく利便性ではネット専業銀行のほうが優っていると思います。

現金の払出や預け入れは、条件はありますが提携ATMで概ね無料で利用できます。

振込はスマホやパソコンを使って簡単に出来ます。条件によりますが、手数料無料で振込が出来る場合も多いし、有料であっても普通の銀行よりは安い。

管理人はメガバンクや地元の地銀にも口座を持っていますが、今では利用する事が多いのはネット銀行ですし、預金額も最近はネット銀行が一番多いです。

ネット銀行は便利でお得なので、管理人が普段利用する銀行はネット銀行になってしまいましたが、実店舗を持たずにインターネットを利用する銀行ならではのデメリットや危険性もあります。

特にセキュリティに関しては、銀行自体が危険性を自覚して対策を講じていると思いますけど、それでも万全ということはありません。
(もちろんリアル店舗でも万全と言うことはありませんけど)。

ネット銀行のメリット・デメリットを理解して使い分けたいと思いますね。

ネット銀行の良い点

一般的に金利が高い

例えばネット銀行の代表格でもある楽天銀行の普通預金金利は0.02%、1年物の定期預金金利は0.12%ですが、日本のNo.1銀行である三菱東京UFJ銀行の普通預金金利は0.001%、1年物の定期預金金利は0.01%です。

**いずれも2016.6.1現在の金利。条件によって金利が違う場合があります。

ローンの金利が低い

借入した場合の金利が低い事が多いです。
例えば住宅ローンを固定金利で25年借りた場合の金利は、楽天銀行が0.80%、三菱東京UFJ銀行が1.09%です。

**いずれも2016.6.1現在の金利。住宅ローン金利は条件によってだいぶ変わる場合があります。

手数料が安い

振込手数料、時間外のATM利用料、他行を利用した時のATM利用料などの各種手数料が安い場合が多いです。この利点は大きいですね。
今は都市銀行で時間外にATMを使うだけで、利息以上の利用料が必要になります。こまめに入出金して、尚且つ夜間に利用する事が多い方はネット銀行の方が断然お得です。

24時間営業で大抵のことは銀行の窓口に行かなくても用が足りる。

そもそも窓口がありませんから、口座開設も、カードの作成も、ローンの手続きも、振込も、口座残高の照会も、基本はインターネット(または郵送)を利用します。パソコンやスマホなどがあれば、大抵のことはネット上で手続きが出来ます。そして原則24時間営業です。

ネット銀行の不安な点

セキュリティが不安。

ログイン情報やパスワードを盗まれると、簡単に資金移動されてしまう恐れがある。

以前はログインIDとパスワードだけで口座に入れましたが、最近はワンタイム・パスワードやIPによる取引制限、事前に送られて来るカードに記載された記号をランダムに入力しないとサイトに入れないなど、銀行側の対策も進んでいます。

しかしながら、キーボードから入力したデータを記憶するキーロガーやパソコンのデータを読み取ってしまうスパイウェアもありますし、最近は本物そっくりに作られた詐欺サイトに誘導してログイン情報を盗むフィッシング詐欺も良く話題になります。

信頼の置けるパソコンを使い、セキュリティ・ソフトは必ずインストールする。怪しいサイトにはログインしない、ダウンロードしない等々充分に注意する必要があります。

ログイン情報を忘れるとサイトに入れなくなる。

これが案外と曲者です。ネット銀行のサイトに入ると、3ヶ月ごと、6ヶ月ごとにパスワードの変更を薦めてきます。これが間違えやすい原因の一つで、更に規定の回数入力を間違えるとロックがかかる仕組みもあります。かと言ってパスワードを誰にでも見えるところにメモしておくのは危険です。

管理人もロックがかかって、銀行に電話してロックを外してもらった事があります。

通帳がないので時間が経つとお金の動きが分からなくなる。

たいていのネット銀行は1年程度は照会可能ですけど、それ以前の取引は照会できない場合が多いようです。取引履歴をダウンロード出来るネットバンクもありますので、取引履歴があとで必要な場合には、印刷するか自分でEXCELなどに保存しておく必要があります。

ちなみに管理人はGoogle Dogsに保存しています。

基本的に現金の入出金は、提携ATMでしか出来ない。

通帳も印鑑も行員のいる窓口もないので、もしキャッシュカードに不具合が出た場合には現金の入出金が出来ません。もちろんネットで振込を利用するという手段はありますが面倒です。

パソコンやスマホの操作に慣れる必要がある。

パソコンが苦手な方には敷居が高く感じられるかもしれません。一応コールセンターでサポート対応していますが、リアル店舗のように行員の方に直接操作を確認するような事は出来ません。もっとも口座開設が出来るくらいの方でしたら、普段の操作に問題が出ることはそうはないと思いますが・・・。

ネット銀行人気ランキング

オリコン日本顧客満足度ランキングに基づくネット銀行のランキングに、管理人が利用しているネット銀行を加えたランキングです。

どういう用途で使用するかによって満足度は変わってくると思いますが、ネット銀行を選ぶ際の参考にはなると思います。

おすすめのネット銀行

 住信SBIネット銀行

「ネット銀行」のオリコン日本顧客満足度ランキングで3年連続(6度目)1位を受賞した、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するネット銀行です。
管理人が一番利用している銀行で、SBI証券と連動するハイブリッド預金や、商品・サービスの利用状況に応じて手数料が優遇されるランク制度が導入されています。
サービスが充実している上に新しいサービスの開拓にも熱心な印象があります。

 じぶん銀行

KDDIと三菱東京UFJ銀行の共同出資で設立されたネット銀行です。特にauのユーザー向けの優遇サービスが充実しています。

 ソニー銀行

ソニーフィナンシャルグループのネット銀行です。金利が特に有利なわけではないのですが、積立預金が出来るなど個人の資産運用に力を入れている印象の強い銀行です。コンビニATMが何回使っても無料だというのも魅力です。

 セブン銀行

セブン&アイグループが運営するネット銀行です。ATMはセブンイレブンなどセブン&アイグループ各店舗に設置してあります。
少し不思議なのはATMの出金手数料が24時間365日無料ではないことで、提携するネット銀行ではセブン銀行のATMが無料で使えるところが多いのになぜでしょう。

 ジャパンネット銀行

三井住友銀行系列のネット銀行です。
ネット銀行の老舗の一つで以前からセキュリティ対策に気を使っている銀行です。
以前は口座維持手数料が月189円かかっていましたが、今は無料になって使いやすくなりました。

 イオン銀行

イオングループが設立したネット銀行で、全国各地のイオンやミニストップに設置されたイオン銀行ATMで24時間365日、いつでも何回でも無料で出金出来ます。

 楽天銀行

ネットで小遣い稼ぎをしているのならば、ほとんどのポイント・サイトで振込先に指定されている楽天銀行は口座を開設しておきたいネット銀行の一つです。
またtotoの購入やJRAの決済に使えたり、メールで振込が出来るなど、便利な使い方の提案を積極的に行っている銀行です。
楽天証券との口座連動サービス「マネーブリッジ」を使うと普通預金金利が5倍にアップするなど、楽天グループを利用することが多い方には何かと便利でお得なネット銀行です。

 新生銀行

ネット専用銀行ではありませんが、ネット取引に力を入れている銀行です。
ATMが東京メトロの駅に良く置いてあるので管理人は便利に感じています。コンビニや都市銀行などのATMも無料で利用出来るのが便利です。

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